乳がん予防に必要な腸内環境改善食!食生活のポイントと実践法
- 秋斗 山口
- 3月29日
- 読了時間: 5分
乳がんの罹患数が増加し続けている日本。乳がんのリスクは遺伝的要因やホルモンの影響など様々ですが、食生活が与える影響も無視できません。最近の研究では、腸内環境が乳がんのリスクと深く関わっていることが分かってきました。今回は、腸内環境を整える食生活の具体例と、それが乳がん予防にどのように寄与するのかをお伝えしてまいりましょう。
1. 腸内環境と乳がんリスクの関係
腸内環境、つまり腸内フローラ(腸内細菌群)は、健康に大きな影響を与えることが知られています。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、腸内で炎症が起こり、その炎症が乳がんをはじめとする癌のリスクを高める可能性があるのです。当院では腸内環境を整えることで、免疫機能が強化され、来院してくださる患者さまが乳がんを予防するための身体作りを進めていけることを目指しています♪
2. 腸内環境を改善するための食生活例
腸内環境を改善し、乳がんリスクを減らすためにはどのような食生活が重要なのでしょうか。以下のポイントを実践することで、腸内環境を整え、健康な体を作ることができますので一緒に頑張ってまいりましょう!
食物繊維を豊富に摂取
食物繊維は腸内で発酵し、善玉菌のエサとなります。これにより腸内フローラのバランスが整い、腸内環境が改善されます。特に、野菜や果物、全粒穀物に豊富に含まれる食物繊維を積極的に取り入れることが大切です。

ある研究では、食物繊維を多く摂取することが乳がんのリスク低減に関連しているとされています(参考文献:T. Aune et al., "Dietary fibre and risk of colorectal cancer: a systematic review and meta-analysis of prospective studies," Gut, 2011)。また、食物繊維の摂取は乳がんに限らず全死亡率を下げるというエビデンスも出ているんですよ。食物繊維、マストですね!
発酵食品を積極的に取り入れる
発酵食品には、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などは腸内フローラを整えるために有効です。腸内の善玉菌が増えることで、免疫機能が強化され、乳がんを含む癌の予防に寄与するとされています。当院では日本人が昔から食べていた発酵食品を推奨しています。

発酵食品は腸内フローラのバランスを整えることで腸内の炎症を抑制し、癌予防に繋がることが示唆されています(参考文献:H. K. Lee et al., "Fermented food consumption and risk of cancer: A systematic review of epidemiological studies," Nutrition Reviews, 2020)。
動物性脂肪の摂取を控える
過剰な動物性脂肪の摂取が腸内環境を悪化させ、炎症を引き起こす原因となることがあるんです。腸内フローラが乱れると、免疫系に悪影響を与え、癌リスクが増加する可能性があるため、動物性脂肪の摂取を控え、植物性の脂肪(オリーブオイルやアボカドなど)を積極的に摂取することがお勧めです。ただし、油の酸化には気をつけてくださいね!
動物性脂肪の摂取は乳がんのリスクを高める可能性があることが指摘されています(参考文献:D. B. Willett et al., "Dietary fat and risk of breast cancer in a prospective cohort study," JAMA, 2001)。
無農薬・無添加の食材を選ぶ
腸内環境を改善するためには、体に優しい食材を選ぶことも重要です。無農薬で栽培された野菜や、無添加の調味料を使うことで、化学物質の摂取を減らし、腸内フローラを守ることができます。
3. 簡単に実践できる腸内環境改善法
腸内環境を改善するためには、毎日の食事から少しずつ意識して取り入れることが大切です。完璧を目指しすぎてストレスになっても腸には負担ですので、以下の方法を少しずつ、日常に取り入れてみましょう。
1日1品、発酵食品を摂る:朝食に前の夕食の味噌汁の残りを飲む、夕食に納豆やキムチをプラスするなど、手軽に発酵食品を1品取り入れてみましょう。
野菜をメインにした食事:1日1食は野菜中心のメニューにすることで、食物繊維を豊富に摂取できます。週末にまとめて野菜たっぷりのデトックススープを作っておき、毎日飲むのもお勧めですよ!
食材を工夫する:お肉は脂身の少ない部位を選ぶなど、動物性脂肪を控えめにしましょう。魚やイベリコ豚の脂身はオメガ3が豊富で良質な脂肪です。
4. 医師・看護師・管理栄養士によるサポート
当院では、食生活の改善に関して、医師や食育アドバイザーの資格を有する看護師、管理栄養士がサポートを行っています。個別のアドバイスを受けながら、腸内環境を改善するための簡単な食生活をご提案しますので、無理なく続けることができると思いますよ♪
5. 予防スタジオのご案内と見学会のご案内
当院併設の予防スタジオでは、無農薬野菜や無添加の調味料を販売予定です。乳がん予防のために、腸内環境を整える食生活を学びながら、健康な体作りをサポートしています。ぜひ、2025年4月25日~27日の見学会にお越しください。興味がある方は、お気軽にお立ち寄りください。
最後に
腸内環境を改善することで乳がん予防につながることを伝えることは、あなたや大切なご家族の健康を守るための重要な一歩です。腸内フローラを整え、免疫機能を強化するためには、食生活の見直しが欠かせません。当院では、食生活の指導やサポートを行っており、乳がん予防に向けて共に学んでいける環境を提供しています。
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