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乳がんリスクを減らすカギは体組成にあり!INBODYで知る健康状態

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  • 6月19日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。

今回は「体組成」と「乳がんリスク」の関係について、最近の研究結果や、当院での実例を交えてお届けします。

乳がんと体脂肪、筋肉量、内臓脂肪などの体組成は、実は密接なつながりがあります。2022年に発表された韓国・ソウル大学病院の研究(Park et al., Cancers)では、体脂肪率が高い女性は、BMIが正常でも乳がんリスクが有意に上昇することが報告されました。

特に閉経後の女性では、筋肉量が減少し体脂肪が増える「サルコペニア肥満」と呼ばれる状態が、ホルモン依存性乳がんのリスクを高める可能性があるとされています。ただし、これらの体組成の変化は、見た目や体重だけでは分かりづらく、BMIのみでは正確なリスク評価が難しいのが現実です。

そこで、より精密に「今のカラダの状態」を把握する手段として注目されているのがINBODYによる体組成測定です。

INBODYでは、体脂肪率や筋肉量だけでなく、部位ごとの筋肉や脂肪のバランス、内臓脂肪のレベル、水分量まで数値で可視化されます。治療の副作用で筋肉が減ったり、ホルモン療法によって脂肪が増えることがある乳がん患者さんにとっても、こうした情報は非常に有益です。

実際に当クリニックでINBODYを体験された方からは、

  • 「家庭やジムで測ったときは問題なかったのに、専門の機器で測ったら違いが明確だった」

  • 「どの部位の筋肉量や脂肪量が多いか少ないか、内臓脂肪の程度までわかるなんて驚いた」

といった声が寄せられています。

こうしたデータは、再発リスクの評価や、生活習慣をどう見直すかのヒントになります。筋肉量の維持や内臓脂肪のコントロールは、リスク低減にもつながる可能性があるのです。

あなたも、ご自身の体組成を知ってみませんか?

乳がん予防や再発防止の第一歩は、「自分のカラダを知ること」から。INBODY測定をご希望の方は、ぜひ次回の診察時にスタッフまでお気軽にお声がけください。


※掲載している研究:Park, J. et al., (2022). "Normal BMI with high body fat percentage is associated with increased risk of breast cancer." Cancers.





 
 
 

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